マツダの最高級車?「タイタン」が、ポスト新長期排出ガス規制に適合!
投稿日:2011年06月24日
価格も約400万~とマツダのラインナップの中では最高級車であるタイタンが改良を受けました。タイタンは、いすゞ自動車のエルフのOEM供給車です。
今回の改良で、ディーゼルエンジンのポスト新長期排出ガス規制に適合するようなりました。
尿素SCRシステムなしで、規制に対応しているそうです。
今回の改良で、全て3Lディーゼル・エンジンに統一され、フロントアンダーランプロテクション規制にも対応したそうです。
「フロント・アンダーラン・プロテクション」とは、大型車が車体下部に人や物を巻き込んでしまい大事故に繋がる事を防ぐための機構だそうです。
また、ディーゼル2WD車は全ての車種が、エコカー減税対象車(平成27年度燃費基準達成車)となり、九都県市指定低公害車(平成21年基準「優」低公害車)にも指定されているそうです。
今回タイタンの受けた改良の概要
動力性能、環境性能の向上
- 新型3.0Lディーゼルエンジンに統一。
(最高出力110kW<150PS>、最大トルク375N・m<38.2kgf・m>) - 2ステージターボ、超高圧コモンレール、高効率EGR、排気管噴射を採用することで、燃焼効率と排出ガス性能を向上。
- NOx低減をエンジンのポテンシャルアップ、PM低減をDPD*2で実現し、ポスト新長期排出ガス規制に適合。
- 2WD車では、平成27年度燃費基準を達成。
尿素SCRシステムなしで利便性を維持
- 尿素水供給箇所を気にする必要がないため、供給体制が整備されていない市街地での利便性を維持。
- 尿素水タンクを不要とすることで、既存の車型展開を継続し、積載量、架装性を維持。
安全装備の充実
- 新たに強化される、フロントアンダーランプロテクション(FUP)規制、後部大型反射器規制に対応。
*1 尿素Selective Catalytic Reductionシステム(選択触媒還元方式)の略称。NOx浄化技術。
*2 Diesel Particulate Defuserの略称。セラミックフィルターで捕集したPMを効率的に燃焼させ、フィルターを再生する後処理技術。
「マツダ タイタン」の東京地区希望小売価格
仕様 | エンジン | 駆動 | キャビン | 荷台 | 最大積載量 | 変速機 | 東京地区希望小売価格 |
デラックス | 3.0L DE ターボ |
2WD | 標準 | 平ボディ・標準 フルワイドロー 木製アオリ仕様 |
2.0t | スムーサーオートシフト(5速) | 4,211,550円 |
5MT | 4,067,700円 |
タイタンのラインナップ
タイタンのラインナップは、上記の例以外にも4WD や、複数のラインナップを揃えている他、ラインナップの中に、1ナンバー普通車、4ナンバー小型車とナンバーが変わってしまったり、標準・ミドル・ワイドとキャビンそのものが違うラインナップがあるなど、乗用車とはちょっと違ったラインナップになっています。
よくよく読んでみると、商用車の世界は知らない技術がいろいろあり、結構面白いです。ご興味のある方は、こちらをどうぞ。
また、タイタンのホームページを見ると、タイタン・ファミリーに新型車が予定されているようです。その名も「タイタン・ダンプ」。ダンプカーですね。