タイにマツダとフォードとの新工場が完成
投稿日:2009年08月02日
マツダは、フォードの合弁事業であるオート・アライアンス・タイランド(AAT)の新工場がタイに完成したそうです。
新工場の完成によってAATの年間生産能力は27万5千台に拡大との事。
AAT工場外観正面
塗装工程。ピックアップトラックや乗用車の塗装に対応しているそうです。スリーウェットオン塗装システムを採用し、環境面にも配慮しているそうです。
※スリー・ウエット・オン塗装システムとは、「中塗り」「着色ベース」「クリア」の3層をそれぞれ乾燥工程を通さないで塗り重ね、1回の焼付乾燥で仕上げてしまう塗装技術です。一般的な塗装技術では、各工程毎に乾燥させる様ですが、それを省略する事で、CO2等を削減する事ができるとの事です。品質を保ったまま、乾燥工程を一回に集約する。というのがマツダの独自技術だそうです。(リンク先で、非常にわかりやすく解説しています。塗装技術も奥が深いですね・・)
ボディ溶接工程
使われているのは、川崎重工のZX130Sという、スポット溶接、組み立て、ハンドリングに使える、汎用マニュピュレーターみたいです。
マニュピュレーターもいろいろ用途別に製品があるんですね。。パレタイジング(なんだろう。パレットを運ぶ?)や、塗装向きのマニュピュレーターも川崎重工のページにありました。