[続報]スペック&燃費まとめ。マツダCX-5プロトタイプ試乗会@アイスランド。
投稿日:2011年09月03日
アイスランドの、レイキャヴィーク近郊で、プレス向けのマツダ CX-5のプロトタイプの試乗会が開催されたそうです。
昨日のこちらの写真は、どうやらアイスランドで撮られた写真のようです。写真のプレスリリースとともに、海外メディアでの報道も一斉に開始されていたようです。
試乗会で新たなスペック関する情報も出てきていますので、昨日の記事の[続報]という形で新しく出てきた情報をまとめてみました。
試乗場所はヨーロッパなものの、ヨーロッパ以外からも招待をしたようで、一部メディアにとっては、(往復?)74時間のフライトで現地に飛んで、3時間の試乗という過酷な取材になったようです。。
今回、マツダ・ヨーロッパからの公式発表は写真以外出ていないのですが、現地でプレス向けに説明があり多少のスペックが公開されたようです。
試乗車は、全部で4種類で、以下のものが用意されたそうです。
- 6MTディーゼル(AWD)
- 6ATディーゼル(AWD)
- 6MTガソリン(FWD)
- 6ATガソリン(ロシア向け/AWD )
各種記事で気になった所を上げてみると・・(各種記事を付き合わせて、不足情報を補完しながらまとめているので、記事の正確性についてはご容赦下さいm(_ _)m)
6MT について
- 6MT は、45mmのシフトストロークで、ロードスターに似たフィーリングを持つように設計されている
ディーゼルエンジンについて
過去の公式発表より、ディーゼル・エンジンはハイパワーとスタンダードがあるとされていますが、今回の試乗車がどちらだったのかは?です。
どの記事でも「ガソリンエンジンは悪く無いが、ディーゼルエンジンはとても良い」との論調は変わってません。
- 2.2 L ターボ・ディーゼルは、173馬力@4500rpm で、トルクは310lb-ft(420Nm)@2000rpm
- 圧縮比は14:1
- ディーゼル・エンジンは、5,150rpmがレッドライン
- ディーゼル・エンジンは、2ステージのターボチャージャー付きで、1段目は、アイドルの回転数より数百回転高い所で動作を始め、2,000rpm で最大トルクを出す。
- ディーゼル・エンジンのトルクピークは 1800rpm 前後だが、レッドラインまで弱くなる感じがしない。
- ディーゼルエンジンは、アルミニウムブロックで、重さが105kg。既存の2.2Lの鉄製のディーゼル・エンジンと比較して10%の重量の削減と、20%の燃費改善を達成している。
ガソリンエンジンについて
クラスの競合車と比較して遜色ない。という評価が多かった気がします。但し、燃費が明らかになっていませんが、低燃費になっても競合車と遜色ない。というのがポイントだと思います。
- 2.0L直噴エンジンは、163馬力でトルクは155 lb-ft(210Nm) (ロシア向けは異なる)
- 圧縮比は14:1
- 6000rpm以上回る。
- 2.0Lの4気筒エンジンは、以前の2.0Lエンジンより10%軽量化されていて、30%フリクション・ロスを低減させている。また、ピストンのデザインも新しくなっており、4-2-1の排気システムを採用。
足回り、駆動系について
- FWD と AWD(四輪駆動)がある
- 17インチ・ホイールと、19インチ・ホイールの2種類
- フロントはマクファーソン・ストラット、リアはマルチリンク式。
販売地域毎のお話
- ロシア用のガソリン・モデルは、関税対策で148hpに抑えられる。
- 北米でのSKYACTIVディーゼル・エンジンの投入は決まっているが、それがCX-5かどうかは発表されていない。マニュアル車の導入も定かでは無い。
- 北米でのガソリンエンジン(SKYACTIV-G) の圧縮比は、低オクタン価ガソリン対応のため、13.0:1 になる。
- 北米マツダは、11月のロサンゼルス・オート・ショーで北米向けのCX-5のスペックを明らかにする予定。
今回、CX-5の北米での戦略については、バンクーバーで開催されたマスコミ向けスカイアクティブ説明会で語られた事以上の話は出てこなかったようです。
燃費について
- テスト中は、MTディーゼル車は、60mph (96km/h) の定速走行で、50mpg (21.2km/L) を示してた
- ガソリンエンジンは、同じ 60mph (96km/h) の定速走行で、45mpg (19.1km/L) を示してた。
- 試乗中のテスト車の燃費は、トリップコンピューター読みで
6MTディーゼル(AWD)で、36mpg ( 15.3km/L)
6ATディーゼル(AWD)で、32mpg (13.6km/L)
6MTガソリン(FWD)で、29mpg (12.3km/L)
6ATガソリン(ロシア向け/AWD )で、25mpg (10.6km/L)
- ディーゼルで、短いループコースを 55mph(88km/h) で走っていたときは、36mpg (15.3km/L)だった。
その他
- ミラーにターンシグナルが埋め込まれているプロトタイプが確認されています。こちらのビデオの1:59秒辺り
- レーンはみ出し検知システム、ブレーキ・アシストがデビューするかもしれない。
レーンのはみ出し検知については、以前こちらの記事でも取り上げた、以下のボタンが対応していると思われるので確実だと思われます。
昨日の記事でご紹介したプロトタイプの写真でも バックミラー後ろがかなり怪しげな感じになっているので、これらも関係しているのかもしれません。
最後にスペックなどを、ざっと表にまとめて整理してみました。
Mazda CX-5 のスペックまとめ(予想含む)
項目 | 内容 | 備考 |
価格予想 | 正式発表は無し。 | |
駆動レイアウト | ・FWD ・AWD |
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ミッション | ・6MT ・6AT |
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エンジン | SKYACTIV-G ・直列四気筒 2.0L / 163hp, 155lb-ft(210Nm) DOHC 16バルブ ガソリン ・4-2-1排気システムを採用 ・圧縮比14.0:1 |
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SKYACTIV-D ・直列四気筒 2.2L / 173hp@4500rpm, 310lb-ft(420Nm)@2000rpm, DOHC 16バルブ ディーゼル ・5,150rpm がレッドライン ・圧縮比14.0:1 ・アルミブロック ・2ステージ・ターボチャージャー |
ハイパワーモデル? | |
ホイールサイズ | ・17インチ ・19インチ |
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長さ x 幅 x 高さ | 178.7 inch x 72.4 inch x 65.7 inch (4540mm x 1840mm x 1670mm) 比較としてCX-7は以下の通り 4695 mm x 1870 mm x 1645 mm |
換算時の端数は適当に処理。殆どのメディアは触れてないので正確性は? |
0-60 mph(0-96km) | 予想7.5秒(6MTディーゼル) | 単なる予想? |
CO2排出量 | 119g/km (6MTディーゼル) | |
発売時期予想 | USで2012第一四半期 ? |
各種メディアのアイスランドでの試乗記事
コメント欄での情報提供ありがとうございましたm(_ _)m 。管理人が今回、ざっと眺めた記事をまとめてみました。
- Bilder: Mazda CX-5 Prototyp Fahrbericht – Bilder – autobild.de (独自写真あり。内装の写真が貴重です。)
- 2013 Mazda CX-5: Quick Spin(独自写真あり。メーターや、ナビ部分の様子がよくわかります。)
- 2013 Mazda CX-5 [w/video] (独自写真 / ビデオ有り。偽装の模様が、実はチーターである事がわかります。
- First Drive: 2013 Mazda CX-5 Prototype – Automobile Magazine
- Mazda CX-5: Prototype drive Iceland – Car Reviews, News & Advice – carsales.com.au
- Mazda SkyActiv Strategy Gives Edge to Upcoming CX-5
- Mazda CX-5 | First Drive | Auto Express
- 2013 Mazda CX-5 prototype drive – Motor Trend