珍しいロータリー車、マツダ・ロードぺーサー
投稿日:2012年04月17日
この車は、見慣れない車ですが、ロータリーエンジン搭載車「マツダ・ロードぺーサー」という車です。
1975年頃にマツダが、GMホールデンの「プレミアー」というオーストラリアの車のボディのみを輸入し、13Bロータリー・エンジンを搭載して販売していた車だそうです。
当時のマツダのフラッグシップモデルだったそうです。
フロント・グリルには、「RP(Road Pacer)」のバッジと、mazda のバッジがついています。
日本で販売していた車ですが、この写真は、オーストラリアの好事家が所有しているオーストラリアに現存する3台のうちの一台だそうです。
オイルショックの直後の1975年に発売されわずか800台しか生産されずに、1977年に生産終了になったため今ではとても貴重な車になっています。
こちらはトランクに装備された小型冷蔵庫です。
当時の車は、飲み物を冷やすのにこういう言ったものが装備されていたようです。今ではオプションでも冷蔵庫って無いですよね・・・
エンジンの取り付け位置が低いため、エンジン本体がよく見えませんが、それもロータリエンジンらしさでもあります。
この車の動力系統はまだ元気なようで、きちんと走る姿が以下のビデオでご覧になれます。
所有者の方は日本から輸入したとの事で、またエグゾーストは錆てしまっていたためその部分は作り直しているそうです。
参考リンク
- 第10回:「日豪混血プレステージサルーン」マツダ・ロードペーサーAP(1975~77)(前編)
- Australo-Japanese Luxobarge: 1975-79 Mazda Roadpacer | Hooniverse
- ロードペーサー – Okura Auto Service
- 犬も歩けば・・・:【まとめ】 海外に渡ったロードペーサー