米国でのMazda 6 のグレードは3グレード(約189万円から)
投稿日:2013年01月29日
年初から米国でも新型 Mazda 6 (アテンザ)が発売されています。
日本との違いを確認してみると、グレードは全部で3グレード。ベース・モデルの「SPORT」は、2.5L(SKYACTIV-G) の 6AT(SKYACTIV-DRIVE) で、$20,800(記事作成時のレートで189万円)、なっています。
中間グレードは、「TOURING」で、$24,495(約223万円)、フル装備のグレードは、「GRAND TOURING」になりますが、この価格は268万円となります。
3グレードともエンジン、ミッションは同じで装備品の違いになるようです。
年末に予想価格をご紹介した時と為替レートが変わっているので、日本円で見ると若干高くなっていますが、かなり格安のスタート価格になります。
ざっと主立った機能比較をまとめたのが以下の表になります。
2014 Mazda 6 Sport | 2014 Mazda 6 Touring | 2014 Mazda 6 Grand Touring | |
エンジン | SKYACTIV-G 2.5L | ||
トランスミッション | SKYACTIV-Drive 6AT | ||
価格 | $20,800 (189万円) |
$24,495 (223万円) |
$29,495 (268万円) |
ホイール | 17inchアルミ | 19inchアルミ | 19inch特別塗装アルミ |
ヘッドライト | ハロゲン | ハロゲン | バイ・キセノン |
外装 | リア・リップ・スポイラー (エアロパーツは他にもあり他グレードも装備可能) |
||
エアコン | 簡易版 | 左右独立式 | 左右独立式 |
シート | ファブリック | 模造レザー | レザー ドライバー・シートはメモリー式 シート・ヒーター |
オーディオ | 6スピーカーAM/FM/CD/MPS プレイヤー Bluetooth ハンズフリー HDラジオ SMSテキストメッセージ USBインプットポート リアビューカメラ |
6スピーカーAM/FM/CD/MPS プレイヤー Bluetooth ハンズフリー HDラジオ SMSテキストメッセージ USBインプットポート リアビューカメラ |
マツダ・ナビゲーション・システム 11スピーカー BOSEサウンド シリウス・サテライト・ラジオ Bluetooth ハンズフリー HDラジオ SMSテキストメッセージ USBインプットポート リアビューカメラ |
SCBS(Smart City Brake Supoort) | オプション (Touring Technology Package) |
標準 | |
BSM (Blind Spot Monitoring System) | 標準 | 標準 | |
LDWS(レーン・ディパーチャー・ウォーニング) | パッケージ・オプションに含まれる (Advanced Package) |
||
MRCC(マツダ・レーダー・クルーズコントロール) | パッケージ・オプションに含まれる (Mazda Radar Cruise Control and Forward Obstruction Warning Package) |
||
i-Eloop | パッケージ・オプションに含まれる (Advanced Package) |
||
セキュリティ | アラームシステム |
こうやってみると、日本で標準装備されているi-Eloop が基本的に装備されておらず、トップグレードの「Sport Touring 」のみでオプション設定されているのがわかります。この辺りは、日本の道路事情などを鑑みた結果なのでしょう。
ここには書いてませんが、ABSやDSC等の駆動系の安全装置は全車に標準装備されています。が、i-stop の設定は見つかりませんでした。お国柄として省かれているのだと思われます。
日本の2.5L SKYACTIV-G との差
日本だと2.5L SKYACTIV-G は、現在「25S LPackage」として販売されていますが、SCBS、SBS、LDWS, MRCC、本革シートを標準装備しているので、米国で販売されているトップグレードの「Grand Touring」から標準ナビを取り除いて、i-Eloop や、LDWS、クルーズ・コントロール等の電子装備のオプションを盛った形で、約18万円高の286万円(税抜き)となっています。そう考えると実は、米国も日本もそれほど値段は変わらない気もします。
日本の 20S との差
一方で、i-Eloop を搭載した日本の「20S」(税抜き約238万円)は、米国の「Sport」グレードに装備が近いのですが、「20S」は「Sport」に、i-Eloop を搭載する一方で、2.0L にエンジンを小型化しているにも関わらず 40万円近く高くなっているように見えます。
米国では、i-Eloop は、「Advnaced Package」というパッケージオプションで、LDWS、High Beam コントロール、MRCC(レーダー・クルコン) と同時に提供されるのですが、Home Page 上ではまだ発売予定状態になっており、遅れて提供が開始されるようです。
標準電子デバイスの差が価格の差に?
日本と米国で、価格が大きく違うのは、標準装備されている電子デバイスの差によるところが大きいように見えますが、アテンザ「20S」と Mazda 6「Sport」の価格差のように、表面的に見ただけでは少し説明が付きにくそうな所もあるように見えます。
CX-5の発表の時は、日本ではCX-5 2.0L「20S」が約210万円(税抜き)~、米国では2.0L「Sport」が約2万ドル~(約180万円)と、海外との価格差もあある程度ありましたが、アテンザの場合は、それよりも価格差が大きいように見えますね・・・
尚、米国での SKYACTIV-D (ディーゼル)の導入も今年の後半に予定されているそうです。
参考リンク
2014 Mazda6 Sports Sedan – Specs & Features | Mazda USA