「SKYACTIV-G 1.3 」が2011年度「日本機械学会賞(技術)」を受賞
投稿日:2012年04月26日
マツダ・デミオで使われている「SKYACTIV-G 1.3」に対して、「日本機械学会賞(技術)」が贈られました。
受賞理由は・・・
これまでガソリンエンジンの高圧縮比化はノッキング(異常燃焼)が発生するため難しいとされていましたが、受賞対象である「SKYACTIV-G 1.3」は、自動車用量産ガソリンエンジンとしては世界一*2の高圧縮比(14.0)を実現しました。今回の受賞では、高圧縮比化した際に、燃料分子内部の結合が点火前に切れて起こる熱発生(低温酸化反応)がノッキング抑制や出力向上につながることを発見し、開発に活用した点などが評価されました。さらに、徹底した機械抵抗低減、マツダ独自のアイドリングストップシステム「i-stop」の改良、無段変速機(CVT)の精密な制御などを行うことで、同エンジンを搭載した「マツダ デミオ」において30km/L*1を実現した点も高く評価されました。
との事です。
SKYACTIV-G 1.3Lだけでなく、i-stop や機械抵抗の削減など、全体の燃費向上のための努力も評価されたようです。
「新型デミオ」と銘打って、SKYACTIV-G 1.3Lエンジンを搭載したデミオが販売開始されたのが、2011年の6月30日ですので、かなり前の気もします。
その後、SKYACTIV-G 2.0 L や、SKYACTIV-D 2.2 Lも発売されていますが、高圧縮ガソリンエンジンの先駆けとしてエポック・メイキングなところが評価されたのかもしれません。
写真は、ホイールを標準アルミから、スチールに変更してよりお求め安くなった「13-SKYACTIVデミオ」