イルミ・ノブを修理しよう
投稿日:2009年07月12日
初回投稿日:2009/07/12
ネット上で多数の報告がありますが、管理人のイルミノブもとうとう点灯しなくなりました。
車に取り付けた状態で触診し、イルミネーションが、点いたり消えたりする所を探した所、切れていたのは根本では無い様です。もうちょっと根本から降りた所で切れている様でした。
根本よりだいぶ下の所で、イルミネーションが点いたり消えたりしたので、その辺りでコードを切断します。
確認のために電圧をかけます。
赤い線をプラスにつなぎ、黒い線はマイナスにつなぎます。
発光ダイオードは、逆方向に電圧をかけると壊れる場合があるのでご注意下さい。
おそるおそる、電圧を6Vくらいかけたのですが、イルミネーションが点きませんでした。
テスターで計った所、完全に絶縁してました。
暫く試行錯誤していたのですが、これは発行ダイオードなので、
1)テスターで抵抗値を計っても絶縁を示す。
2)有る程度電圧をかけないと、光らない.
という事を思い出しました。
試験に何度も出た様な記憶がありますが、滅多に使わない知識なので、すっかり忘れてしまっていました。
電圧を7Vくらいに上げてみます。
イルミネーションが点灯しました。
7V以上かけないと電気が点かないようです。
残った線を触りながら、イルミがちらつく様な事が無いか確認します。
断線していた所に新しいケーブルを追加しました。
切れにくい、ロボット・ケーブル(もしくは、耐屈曲性ケーブル)と呼ばれるものがあるそうなので、それを追加しようかと考えましたが、今回は時間の都合で、手元に残っていたケーブルをそのまま使っています。
手持ちのケーブルの都合上継ぎ足しのは、両方とも赤色のケーブルですが、プラスとマイナスを間違えないようにします。
シフト周りを、ケーブルをゆったり取り回すためには、長めのケーブルを足すのがお奨めです。
補修後のイルミノブです。
途中に新しいケーブルを入れたので、ケーブルの全長は伸びています。
最期にもう一度、電圧をかけて怪しい断線箇所が無いかチェックします。
車に新しいイルミノブを取り付けます。
根元から5~10cm くらいの範囲は、ケーブルを補修したために、ハンダで固くなりました。
シフトを動かすと柔らかい根元にテンションが集中しそうだったため、黒のタイラップで固定しました。
(根元が切れると補修が大変なので)
ケーブルの全体としては、シフト周りを一週させるように配置しました。
イルミノブを取り付け時の当時の記事の写真を見ると、以前は、ケーブルの取り回し。というのを気にしていなかったので、ケーブルが直接手前の、黒いブーツの山の部分に乗り上げていた様に見えます。
これが良くなかったのかもしれません。
実際に動かしてみてテンションのかかり具合を確認します。
管理人は、シフトブーツをシフトノブ取り付け後に、上から被すことのできるタイプに交換しているので(こちらの記事)、この後、上からパネルと被せて完了です。
作業後記
根元の断線では無かったので、補修はそれほど難しくありませんでした。