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こんがらがってしまうSBSとSCBSの違いを解説!

投稿日:2013年01月24日

SBCS_SBS
マツダが導入した安全技術群の総称「i-ACTIVESENSE」ですが、その中に SBS(スマート・ブレーキ・サポート)と、SCBS(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)という二つの技術があります。

「両方ともレーダーで検知して減速するだよな・・・違いが良くわから無い・・・」という方向け(管理人含む)のビデオが公開されています。

CX-5ではじめて搭載されて、良くデモビデオに出てくるのが、SCBS(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)です。
これは、「シティ」と名前が付いている事からもわかる通り、低速域で動作するシステムです。また、減速、停止まで行うので、見た目的にもわかりやすい技術であるため、デモ用のビデオがたくさんあるのはこの技術です。

SCBSは、時速4~30km/h で動作し、検知には近赤外線が使われています。検知は赤外線なので近距離でしか動作せず6mくらいまでの距離を検知します。この近赤外線は、一般的なリモコンなどにも搭載されている技術で安価に製造できるというコスト面でのメリットもあるそうです。ヨーロッパでは全グレード装備になっているのはコストの削減が効いているのかもしれません。
センサーとしては、車両前方中央、左前、右前の3エリアで物体を認識できるそうで、移動物と静止物も検知できるそうです。静止物かどうかの判定は、ATのアクセルブレーキ踏み間違えによる誤発進防止機能に使われており、誤発進防止機能は移動物には反応しなかったり、検知範囲を狭くするなどの調整が加わっているそうです。
SBCS_SBS1

一方のSBS(スマート・ブレーキ・サポート)は中高速域を担当します。こちらは、新型ATENZA からの搭載になります。
15km/h 以上で動作し、検知にはミリ波が使用されています。赤外線より遠くまで届くため200m先までの先行車や障害物を感知します。

ミリ波レーダーは、赤外線よりも波長が長く、その分散乱の影響を受けにくいため、遠くのものを検知しやすいだけでなく、同時に吹雪などの悪天候に強いという特徴を持っています。
また、距離を測定して車をコントロールする機能はレーザークルーズコントロールも同じなので、クルーズコントロールも同じセンサーを使用しています。
SBS
SCBSSBS という 2つの技術があるわけですが、これらを組みあわせる事で、30km/h 以上の中高速域からも、最終的には車を停止させる事ができ、被害の低減を図る仕組みになっています。

解説ビデオは、以下からご覧になれます。

おまけ

以下はVOLVO の同様の技術のお披露目の映像です。
いろいろすごく日々進化している安全技術ですが、必ずしも毎回適切に動作するわけでは無いのでドライバーとしても、これらの機能が動作しない事を前提に十分注意して運転する必要がありますね・・・

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