マレーシアでの現地組み立て体制の強化を発表
投稿日:2013年06月10日
マツダはマレーシアに生産と販売を統括する「マツダ・マレーシア」(マツダ70%、ベルマツモーター30%)を設立しています。
販売に関しては現地資本100%のベルマツモーター社(現地企業の「ベルジャヤ社」が主要株主だそうです)、生産に関しては、イノコム社が行っています。(関係が結構、複雑ですが・・)
この度、この内生産関連で動きがあり、生産を担当するイノコム社側で持っていたマツダ車専用の車体工場をマツダ側で取得する事と、新しい車両工場の建設が発表されました。
もともとマツダ車専用の車体工場は、イノコム社により2013年4月より操業が開始されており、今後は「マツダ・マレーシア」が所有権を取得する事で、マツダの生産計画や品質管理を柔軟に反映する事が可能になります。所有権の移管は、2013年中に行われる予定だそうです。
平行して、新規の車両組立て工場は、車体工場のある同じイノコム社の敷地内に、あらかじめ「マツダ・マレーシア」の工場として建設され、来年春に稼働の予定となっているそうです。完成後は、現在、イノコム社の工場で組み立てを行っているCX-5 の組み立てを移管する予定だそうです。
これらの現地生産には、約30億円の投資を予定しており将来的には、マレーシア ASEAN 地域の拠点として年間2万台規模の生産を目指していく予定だそうです。
今年の決算発表でも、前期は ASEAN 地域は対前年比 54%と急速な成長を続けている事が報告されており、マツダとしても次々と施策を打ち出して現地体制を強化しているようです。