「SKYACTIV-D」が日本燃焼学会「技術賞」を受賞
投稿日:2012年12月12日
日本燃焼学会の今年の「技術賞」に、マツダの「SKYACTIV-D」の低圧縮ディーゼルエンジンが選ばれました。
今回の受賞は、前年度の「SKYACTIV-G」の高圧縮ガソリンエンジンの受賞に続いて2年連続の受賞になります。
「SKYACTIV-D」は量産ディーゼルエンジンとしては非常に低い14.0への設定、可変バルブリフトや、緻密な燃料噴射技術等を組み合わせる事で、ムラの無い燃焼を実現し、高価なNOx後処理装置なしでポスト新長期排出ガス規制をクリアし、安価な価格でのディーゼルエンジンの販売を実現しました。
また低圧縮ディーゼルエンジンにする事で仕事効率の改善とともに、エンジンブロックの強度を従来の設計ほど強固にしなくてもよくなったため、エンジンの軽量化にも繋がっています。
こちらは、新型アテンザに搭載されている SKYACTIV-D 2.2L ですが、CX-5の青いエンジンカバーから、黒色のエンジンカバーに変わっています。よく見ると、細かい部品も所々違っておりCX-5と完全に同じでは無い事がわかります。
振り返ってみれば、たった1年の間に CX-5と、アテンザという2台の SKYACTIV-D搭載車が発売されたわけで、密度の濃い1年でした。